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ファクタリングで商取引のリスクを回避
ファクタリングは日本での商取引のリスク対策の1つです。
会社と会社の間での取引をする場合、日本では独自の慣習としてツケ払いという後払いが広く普及をしています。
というのは会社間で毎月何度も取引していると、そのたびに何度も入出金をしなければならず、それの手間がかかるという理由で毎月何日にまとめて支払うという慣習が定着化していきました。
会計の帳簿上で売り上げがあるにもかかわらず、まだ入金されていない場合は売掛金、逆に商品を仕入れたが代金を支払っていない場合は買掛金として記録されます。
けどその売掛金や買掛金での取引慣習では下手したら入金されないままで終わってしまうリスクがあり得ます。
商品を先に渡したのに相手先企業が倒産でもしたらお金が回収されないまま終わってしまって大損になります。
会計帳簿上では貸倒損失となって計上されてしまいます。
そのツケ払いなる貸倒損失を回避するには、すべての取引を現金決済にすることです。
しかし現実にはそれに従ってくれる取引先企業ばかりとは限りません。
だから従ってくれない企業に対しては別の方法も模索しなければなりません。
そこで登場したのがファクタリングというサービスです。
これはツケ払いを代行してくれるサービス屋さんです。
契約スタイルは2社間と3社間の2種類があります。
いずれにしても契約が終わると取引会社同士でいつものように商取引を行います。
違うのはここからで3社間の場合は売掛が発生した会社は買掛の会社に直接代金を回収しに行くのではなくて、ファクタリングサービス屋さんから代金が先に入金されます。
この後にファクタリング屋さんは買掛した会社に対して資金を回収しに行きます。
資金を回収できたらすべての取引が完了します。
一方で2社間の場合は売掛金が発生した会社は売掛債権をファクタリング屋に渡します。
そしたらファクタリング屋さんはそれを現金化して渡します。
このままではファクタリング屋さんはお金を貸し出したままの状態となります。
そのあとに契約していない取引先会社が本物の売掛金を支払えば、その売掛金をファクタリング屋に支払うことでファクタリング屋さんは貸出状態を解消して完了となります。
けどこのままではファクタリング屋さんは利益が全くでないことになります。
そこでファクタリング屋さんは利益が出るようにするため、契約会社に対して手数料を要求することになります。
従って契約会社はファクタリング屋さんを介さずに取引するよりも余計な費用を支払うことになります。
またファクタリング屋さんは万が一契約会社が倒産などして貸し倒れが発生することを恐れるため、契約前に財務状況などの審査を行います。
なので財務やその他の状況であまりよろしくないことを発見すれば審査段階あるいは契約途中で契約拒否することもあり得ます。